日立の洗濯機を使っていて「リセットボタンってどこ?」と困ったことはありませんか?この記事では、「日立洗濯機 リセット ボタン」と検索してきた方の疑問を丁寧に解消するために、リセット操作に関する正しい知識をわかりやすくまとめています。
実は、日立の洗濯機には家電製品のような専用のリセットボタンが搭載されていない機種が多く、誤った操作や勘違いでリセットできないケースも少なくありません。そこで本記事では、まず「日立洗濯機リセットボタンの正しい探し方」から始まり、「リセットボタンはどこにあるのか」や「洗濯機のリセット方法とは何か」といった基本的なポイントを解説します。
さらに、「電源オフで初期化されるのか確認」し、「操作不能時に試すリセット手順」「ボタンが反応しないときの対処方法」など、具体的なトラブルシーン別の対応方法も紹介。また、「日立洗濯機リセットボタンが効かないときの対処法」や、「強制リセットや初期化のやり方とは」といった最終手段についても詳しく触れていきます。
人気の「ビートウォッシュ」シリーズや「白い約束モデル」のリセット手順にも対応し、「タッチパネル修理費用の注意点」や「リセットで直らないときの判断基準」も含めて、総合的に網羅しています。
この1記事を読むだけで、リセットの正しい方法と故障時の見極めポイントまでしっかり理解できるようになります。焦らず一つずつ確認しながら、あなたの洗濯機トラブルをスムーズに解決していきましょう。

- 日立洗濯機には物理的なリセットボタンが存在しないこと
- 状況に応じたリセット操作の手順と種類
- エラー表示や操作不能時の具体的な対処法
- 強制リセットや初期化が必要な場面と注意点
日立洗濯機リセットボタンの正しい探し方

- リセットボタンはどこにあるのか
- 洗濯機のリセット方法とは何か
- 電源オフで初期化されるのか確認
- 操作不能時に試すリセット手順
- ボタンが反応しないときの対処方法
リセットボタンはどこにあるのか

「日立洗濯機にリセットボタンはどこにあるのか?」という疑問は、多くのユーザーがエラーや動作不良に直面したときに一度は抱くものです。しかし、結論から言えば、日立製の洗濯機にはパソコンや家電のような“専用のリセットボタン”が物理的に存在しないケースがほとんどです。そのため、「押せばすべてが解決するボタン」は基本的に搭載されていません。
このような仕様になっている理由は、洗濯機のリセット操作が「故障を直すスイッチ」ではなく、「状態を一時的に初期化する操作」として設計されているからです。そのため、日立洗濯機におけるリセットは、操作パネルのボタンを使ったり、電源プラグの抜き差しを行ったりするなど、機種によって手順が異なる“操作型”のリセットが基本となっています。
特に、「エラーが表示されている」「洗濯が途中で止まって動かない」といった状況では、リセットボタンを探すよりも、正しいリセット操作を知っているかどうかが重要です。下記の表では、誤解されやすい“リセットボタンの場所”に関する事例と、実際のリセット方法の概要をまとめています。
誤解されやすい場所・操作 | 実際の役割または操作 | 備考 |
---|---|---|
電源ボタンの長押し | 単なる電源のオン・オフ切替であり、リセットではない | 一部の機種では誤って長押ししてしまうケースも |
操作パネルにある「メニュー」や「予約」などのボタン | 設定変更やコース選択用のボタンで、リセットとは無関係 | 初期化操作で使うことはあるが、単体でのリセット効果はない |
本体裏や側面のスイッチ類 | サービス用の診断ポートや電源コード接続部であり、ユーザー操作の対象ではない | 開けたり外したりしないことが推奨される |
チャイルドロック解除操作と混同されるケース | ロック解除操作は別機能であり、エラーや不具合解消には繋がらない | 「ピピピ音」への誤認反応に注意 |
このように、“リセットボタン”と呼ばれるような明確な物理スイッチが存在しない以上、「どのような場面で、どのような操作を行えばリセットになるのか」を理解することが、正しいトラブル対応への第一歩です。各種リセット操作については、次の見出しで詳しく解説します。
洗濯機のリセット方法とは何か

日立洗濯機の「リセット方法」とは、故障を修理するための専用スイッチを押す操作ではなく、異常動作や一時的なエラーを解消するために洗濯機の状態を初期に戻す一連の操作を指します。洗濯機がエラー表示を出したり、動作が不安定になった場合には、このリセット操作が有効な場合があります。
まず、最も基本的で誰にでもできる方法が「電源リセット」です。これは洗濯機の電源プラグをコンセントから抜き、1〜5分程度待ってから再び差し込むというものです。この操作によって、内部に残っていた電気が放電され、ソフトウェアの一時的なフリーズや誤作動が解除されることがあります。こうした電源リセットは、特別な知識がなくてもできるため、最初に試す価値がある対応策です。
次に、エラーコードが表示されている場合には、その原因を取り除いたうえで「スタート/一時停止」ボタンを押して運転を再開する、または電源の入れ直しを行うことでリセットされる場合があります。これは“エラー解除”とも呼ばれるリセット方法で、表示されている内容に応じた対処が必要です。たとえば「C02(排水エラー)」が表示されているなら、排水ホースの詰まりを掃除したうえで、再び運転を始めるという流れです。
さらに、操作設定の不具合やネットワーク設定などが原因でトラブルが起きている場合には、洗濯機を“工場出荷状態に戻す”という方法もあります。これは“初期化”に該当するリセット操作で、ボタンの長押しや特定の組み合わせ操作によって行うものです。ただし、初期化は設定情報が消去されるため、注意が必要です。使い慣れたコースやネットワーク接続情報が消える可能性もあるため、本当に必要な場面でのみ行うようにしましょう。
このように、日立洗濯機におけるリセット方法にはいくつかの種類があり、状況に応じて適切な操作を選ぶことが重要です。リセットは万能ではないものの、適切に活用することでトラブル解消のきっかけになることも多く、正しい知識を持っておくことが安心につながります。
電源オフで初期化されるのか確認

「電源を切れば初期化されるのでは?」と考える方は少なくありません。家電製品の中には、電源をオフにすることで設定がリセットされるものもあるため、その感覚で洗濯機にも同様の効果を期待するケースがあります。しかし、日立洗濯機では「電源オフ=初期化」とは限らず、両者は明確に異なる動作です。
日立の多くの洗濯機モデルでは、電源ボタンを押してオフにしても、内部メモリに保存されている設定や情報は保持されたままです。つまり、運転モードや時間設定、チャイルドロックなどの機能状態は、電源をオフにしただけではリセットされない設計となっています。これは、電源オフが単なる「動作停止」であり、初期化というより「一時中断」に近いためです。
ただし、電源リセットと呼ばれる「電源プラグの抜き差し」は別です。こちらは本体の通電を完全に遮断するため、短期的なメモリエラーや電子的な誤作動を解除する効果が期待できます。しかし、それでも工場出荷時の状態に戻るわけではありません。
以下の表では、電源オフ、電源リセット、初期化のそれぞれが持つ効果の違いを比較しています。洗濯機の不調時にどの操作を試すべきかを見極めるために、参考にしてみてください。
操作方法 | 内容 | 主な効果 | 初期化されるか |
---|---|---|---|
電源ボタンでオフにする | 通常の操作で運転を停止し、待機状態にする | 洗濯中断、スタンバイ移行 | × |
電源プラグの抜き差し(電源リセット) | コンセントからプラグを抜いて1〜5分待つ | 短期的な誤作動や電子エラーをリセット | ×(設定保持) |
工場出荷時の初期化 | 特定のボタン操作で設定を購入時状態に戻す | カスタム設定や予約情報をすべて消去し初期化 | ○ |
このように、電源オフや電源リセットは一時的な対処法として有効ですが、完全な初期化を求めるのであれば、取扱説明書に記載された手順に従って「初期化操作」を行う必要があります。誤解しやすいポイントですが、状況に応じた適切な操作を選ぶことが、スムーズな問題解決につながります。
操作不能時に試すリセット手順

洗濯機が反応しなくなり、操作パネルを押しても動かない。そんな“操作不能”の状態に陥ったとき、多くのユーザーが「どうすれば動くのか」と不安を抱えます。このようなときに役立つのが、段階的に試すべき「リセット手順」です。いきなり修理を依頼する前に、自分でできる範囲の確認とリセットを行うことで、改善されるケースも少なくありません。
まず最初に確認したいのは、電源がきちんと供給されているかという点です。家のブレーカーが落ちていたり、コンセントに異常がある場合、当然ながら洗濯機は反応しません。洗濯機と同じコンセントに、別の家電をつないで動くかどうかをチェックすることで、通電の有無を判断できます。
次に試したいのが、「電源リセット」です。これは、洗濯機の電源プラグをコンセントから抜き、1分~5分ほど待ってから再度差し込むという操作です。この時間によって内部の回路が放電され、ソフトウェアの一時的な誤作動が解消される可能性があります。特に、タッチパネルが反応しない、電源ボタンが効かないといった症状には効果的です。
その後、操作パネルに反応が戻った場合は、再度通常の手順で運転を開始できるか確認します。それでも操作不能なままの場合は、チャイルドロックの誤作動や、ふたのロック異常なども考慮に入れてください。鍵マークのランプが点灯していれば、チャイルドロックの解除が必要です。解除方法は機種ごとに異なり、一般的には「乾燥」や「すすぎ」などのボタンを長押しすることが基本となっています。
ここでも反応がない場合、エラーコードが表示されていないかを確認しましょう。エラーコードが表示されている場合は、その内容に沿った対応が必要です。コードがない状態で反応がないとなると、内部基板やタッチパネルなどのハードウェアトラブルが疑われます。
このように、操作不能時には以下の流れで対応するのが基本です:
- ブレーカーやコンセントの確認
- 電源プラグの抜き差し(電源リセット)
- チャイルドロックやふたの状態の確認
- エラーコードの表示有無をチェック
- 改善が見られない場合は修理を検討
操作不能な場面では、焦らず段階的に確認していくことが大切です。特に電源リセットは、専門知識がなくてもできる効果的な対応策として、多くのモデルで共通して使える方法です。リセットを適切に行うことで、無駄な出費やストレスを避けられるケースも多くあります。
ボタンが反応しないときの対処方法

洗濯機のボタンが突然反応しなくなったとき、多くの方は「故障かも」と不安になるかもしれません。しかし、必ずしも修理が必要な深刻な状態とは限らず、ユーザー自身で確認・対処できるケースも少なくありません。ここでは、日立洗濯機のボタンが反応しないときに試してほしい具体的な対処法を順を追って解説します。
まず確認しておきたいのが「電源の供給状態」です。洗濯機の電源プラグが緩んでいたり、コンセント自体に電気が来ていない場合、当然ながらボタンは反応しません。同じコンセントに他の家電を差してみて動作確認をすることで、通電トラブルの有無をチェックできます。
次に注目すべきは「チャイルドロックの設定」です。チャイルドロックが有効になっていると、すべての操作ボタンがロックされてしまい、押しても反応しなくなります。操作パネルに鍵マークのランプが点灯している場合は、チャイルドロックが有効な状態です。機種ごとに異なりますが、一般的には「乾燥」または「すすぎ」ボタンの長押しで解除できます。
また、洗濯機の誤作動やソフトウェア的な不具合が原因で操作を受け付けなくなっている場合もあります。このときは、「電源プラグの抜き差し」によるリセット操作が有効です。プラグを抜いて1〜5分ほど待機し、再度差し込んでから電源を入れてみてください。
それでも改善されない場合は、操作パネルそのものに問題があるかもしれません。特にタッチパネル式のモデルでは、水滴や汚れが原因で正しく反応しないことがあります。乾いた布で丁寧に拭き取り、清潔な状態で再度操作してみましょう。
以下の表では、ボタンが反応しないときに確認すべきポイントと、それぞれに対する対処方法をまとめています。
状態/症状 | 確認ポイント | 対処方法 |
---|---|---|
電源ランプがつかない | コンセント、ブレーカー、電源プラグ | 通電状態の確認、別の家電でテスト、再度差し込み |
鍵マークが点灯している | チャイルドロック設定 | 「乾燥」または「すすぎ」ボタン長押しで解除 |
すべてのボタンが無反応 | ソフトウェアのフリーズ、誤作動 | 電源プラグを抜き、5分待ってから差し直す |
一部のボタンだけ反応しない | パネルの汚れ、水滴、静電気の影響 | 操作面を乾いた布で拭き取り、乾燥した手で再操作 |
操作してもランプも反応しない状態 | 内部故障の可能性(基板・タッチパネル) | メーカー修理サポートに相談 |
こうして一つひとつ確認していくことで、多くの「反応しない」問題はユーザー自身で改善できる可能性があります。ただし、何度試しても改善が見られない場合や、特定のボタンだけが毎回反応しないような場合には、タッチパネルや内部基板の故障が疑われるため、早めに修理相談を行いましょう。
日立洗濯機リセットボタンが効かないときの対処法
- 強制リセットや初期化のやり方とは
- ビートウォッシュのリセット手順を解説
- 白い約束モデルのリセット方法とは
- タッチパネル修理費用の注意点
- リセットで直らないときの判断基準
強制リセットや初期化のやり方とは

日立洗濯機を使用していて、「何をしても改善しない」「設定が複雑に絡んでしまった」と感じたとき、検討すべきなのが「強制リセット」や「初期化」といった操作です。これらは通常のリセット操作では対応できないケースに使う、いわば最終手段ともいえる手順です。
まず、強制リセットとは、通常の電源オフやプラグの抜き差しでは直らない一時的な誤作動や、設定の不具合を解消するための特定の操作を指します。一般的には、洗濯機の操作ボタンを一定の組み合わせで押すことで実行されます。機種によって方法は異なりますが、たとえば「予約」ボタンと「スタート」ボタンを同時に長押しする、または「脱水」と「すすぎ」ボタンを押しながら電源を入れるなどの手順が代表的です。
一方、初期化とは、洗濯機の設定をすべて購入時の状態に戻す操作です。ネットワーク設定やカスタムコース、チャイルドロック、音量などユーザーが記憶させたあらゆる内容が消去されます。そのため、実施する際には慎重さが求められます。主に、メーカーサポートからの指示があった場合や、設定を根本的に見直したいときに限って行うのが一般的です。
操作方法はタッチパネルモデルと物理ボタンモデルで大きく異なります。タッチパネル機種では、画面内の「メニュー」→「初期化」→「決定」と進む場合が多く、物理ボタン型では複数のボタンの長押しで実行することになります。間違った操作は思わぬ誤作動につながる可能性があるため、必ず取扱説明書で確認してください。
また、強制リセットや初期化は万能ではありません。たとえば「F」コードが表示されているような部品の故障に関しては、どんなに初期化しても解消されることはありません。あくまでソフト的な不具合に対する対応策であることを理解しておきましょう。
もし設定が消えるのが不安な場合は、事前にどんな項目が消去されるか確認しておくことが重要です。初期化後に再設定が必要になる項目には、以下のようなものがあります:
- わがや流などのカスタム洗濯コース
- 終了音や操作音の設定
- タイマー予約やお湯取り設定
- ネットワーク接続情報(対応機種のみ)
このように、強制リセットや初期化の操作は、あくまで“最終手段”として使用すべきものであり、普段のリセットやエラー解除操作で改善しない場合にだけ行うことが推奨されます。操作方法を間違えないためにも、説明書または公式サポートの案内を確認の上で実行してください。
ビートウォッシュのリセット手順を解説

日立の人気シリーズ「ビートウォッシュ(Beat Wash)」は、高性能な洗浄力と多機能さで広く支持されていますが、その分、エラーや誤作動が発生した際の対処方法も少し複雑に感じることがあります。そこで、ビートウォッシュで不具合が起きたときに有効な「リセット手順」について、基本から順を追ってわかりやすく説明します。
まず確認しておきたいのが、ビートウォッシュには専用の「リセットボタン」は搭載されていないという点です。そのため、リセットを行うには電源の操作やボタンの組み合わせによる手順を使う必要があります。もっとも簡単にできる方法としては、「電源プラグの抜き差し」による電源リセットです。
次に、より具体的な不具合に応じて行うリセット操作には以下のようなものがあります。操作不能やエラー表示、ボタンが反応しない場合など、それぞれの状況に応じて正しい手順を選ぶことが大切です。
以下の表に、ビートウォッシュシリーズにおける主なリセット手順と対象となる症状をまとめました。
症状・状態 | リセット手順 | 備考 |
---|---|---|
洗濯機が動かない | 電源プラグを抜いて1〜5分待つ → 差し直して電源ON | 一時的な電子回路のフリーズに有効 |
エラーコード「C04」「C02」などが表示されている | 表示内容に応じて原因を取り除き、再度「スタート/一時停止」ボタンを押す | 偏り・排水詰まりなどの対処が必要 |
チャイルドロックが解除できない | 「乾燥」または「すすぎ」ボタンを3秒以上長押し | 操作パネルに鍵マーク点灯時に有効 |
設定がおかしい・動作が不安定 | 「予約」+「脱水」など、機種別の初期化手順を実行 | 初期化操作は取扱説明書を必ず確認 |
タッチパネル操作が効かない | 表面の汚れや水滴を拭き取り、乾いた手で再操作 | それでも反応しない場合はタッチパネルの不具合の可能性あり |
ビートウォッシュはモデルによって操作パネルの構成や設定機能に違いがあるため、すべての機種で同じ操作が有効というわけではありません。とくに初期化の方法は、ボタンの組み合わせが異なることが多く、誤操作を防ぐためにも取扱説明書を参照することが重要です。
なお、何度リセットしても症状が改善しない場合や、「F」から始まるエラーコードが表示された場合は、機器内部の不具合が疑われます。このようなときは、自力での対応を避け、日立のサポートや購入店への相談を検討するのが安心です。
白い約束モデルのリセット方法とは

「白い約束」シリーズは、日立が展開する比較的シンプルで使いやすい洗濯機モデル群のひとつです。操作ボタンの構成が分かりやすく、初めて洗濯機を操作する方にも優しい設計が特長ですが、まれにエラーや操作不良が発生することもあります。ここでは、「白い約束」でのリセット方法について解説します。
まず念頭に置いておきたいのは、「白い約束」にも明確なリセット専用ボタンは存在しないということです。つまり、何らかの不具合が起きた場合には、電源を切る・プラグを抜く・ボタン操作を行うといった、複数の方法を適切に組み合わせることでリセットする必要があります。
最も基本的な方法は「電源リセット」です。これは洗濯機の電源プラグを一度抜き、1分から5分程度待ったあと、再び差し込むという操作です。これにより内部の電子回路がリフレッシュされ、軽度な誤作動であれば復旧することがあります。
また、「白い約束」シリーズの中には、操作パネル上に「洗い」「すすぎ」「脱水」などが物理ボタンで配置されているモデルがあります。これらのボタンを長押しすることで、簡易的なリセットが実行できる機種もありますが、あくまでモデルによって操作方法が異なるため、取扱説明書を確認することが必須です。
エラーコードが表示されている場合は、その表示に合わせて具体的な対処が求められます。たとえば、C02(排水異常)の場合は排水フィルターの掃除、C04(脱水異常)の場合は洗濯物の偏り解消が必要です。エラーが解消されると、多くの機種では再び「スタート/一時停止」ボタンを押すことで動作を再開できます。
さらに、チャイルドロックが有効になっていると、操作を受け付けないことがあります。操作パネルに鍵マークのランプが点灯している場合は、機種に応じたボタンの長押しで解除が可能です。
このように、「白い約束」モデルでも、多くのトラブルは電源リセットや基本操作の見直しで改善されることがあります。ただし、何度リセットを試しても症状が変わらない、あるいは「F」コードのような内部故障の疑いがある場合には、無理をせず専門の修理窓口に相談しましょう。安心して使い続けるためにも、症状を正しく見極め、正しい手順で対応することが大切です。
タッチパネル修理費用の注意点

日立の洗濯機の中には、操作性を高めるためにタッチパネルを採用しているモデルがあります。このタイプは見た目もスマートで直感的に操作しやすい一方で、不具合が発生した際の修理費用が比較的高額になる傾向があるため注意が必要です。特に、パネルが反応しなくなった、表示が乱れる、タッチしても操作が進まないといった症状が見られる場合、単純なリセットでは改善せず、部品交換を含む修理対応が求められるケースも少なくありません。
タッチパネルが反応しなくなる原因には、水滴や汚れ、静電気、経年劣化などさまざまなものがあります。まずは乾いた布で拭き取り、乾いた手で操作し直してみましょう。それでも動作しない場合は、内部的な不具合の可能性を疑う必要があります。
タッチパネルが故障していると仮定した場合、修理を依頼する前に確認しておきたいのがその費用です。以下に、日立洗濯機のタッチパネルに関連する修理費用の目安を表にまとめました。
症状・トラブル内容 | 修理対象部品 | 費用目安(税込) | 備考 |
---|---|---|---|
パネルが反応しない、操作不能 | メイン基板/操作パネル | 30,000~80,000円程度 | 基板とパネルは一体化しているモデルもある |
表示が見えない/乱れる | 表示ユニット/制御基板 | 40,000~70,000円程度 | 表示パネル単体では修理できないこともある |
タッチパネルにひび割れがある | 操作パネル交換 | 35,000~60,000円程度 | 落下や衝撃による物理的損傷の場合、保証外となることが多い |
動作が時々止まる・反応が鈍い | 接触不良/タッチセンサー | 20,000~50,000円程度 | 修理内容により部品交換+点検作業料が加算される場合がある |
タッチパネルの修理費は、洗濯機全体の価格に対して大きな割合を占めることがあります。とくに使用年数が5~7年を超えている場合、修理にかかる金額と新品への買い替え費用を比較することで、より合理的な選択が可能になります。
また、購入時に延長保証に加入していた場合、一定期間内であれば修理費が無料または割引になることがあります。保証書を確認し、条件を満たしているかを事前にチェックしましょう。
なお、タッチパネルがまったく操作できない状態では、初期化や電源リセットの手順も実行できなくなる可能性があります。この場合は早めにメーカーや購入店へ相談し、修理の流れを確認することをおすすめします。
リセットで直らないときの判断基準

洗濯機の動作に異常を感じたとき、まず多くの人が試すのが「電源リセット」や「簡易リセット」といった初期対応です。たしかに、ソフトウェアの一時的な不具合であれば、電源の抜き差しだけでも改善することがあります。しかし、何度リセットしても症状が改善しない場合や、一定のエラー表示が繰り返される場合には、別の対応を考える必要があります。
このとき重要なのが、「リセットで対処できる不具合」と「修理が必要な故障」とを見極める判断基準を理解しておくことです。
まず、リセットで改善が見込める症状には以下のようなものがあります。
- 洗濯機の反応が一時的に遅い、ボタンが効かない
- エラーコードが一度だけ表示され、その後表示されない
- 洗濯物の偏りや排水詰まりが原因のCコード(例:C02、C04)
- 洗剤の入れすぎによる泡立ちエラー(C18など)
これらは、多くの場合ユーザー自身の操作やメンテナンスで解決でき、電源リセットやエラー解除操作を行えば復旧することが少なくありません。
一方、以下のような状態が続く場合は、リセットだけでは解決できない可能性が高く、修理を前提とした対応を検討するべきです。
- 「F01」「F02」などFから始まるエラーコードが表示され続ける
- 電源がまったく入らない、ランプさえ点灯しない
- ピーピー音やランプ点滅が止まらない
- 脱水中やすすぎ中に頻繁に停止する
- 異音、焦げ臭い匂い、水漏れなどの物理的トラブルがある
こうした症状は、センサー、基板、モーターなどの内部部品の不具合が関係している可能性があり、自己対応では限界があります。
特にFコードが表示されている場合、それは「洗濯機内部の部品が正常に機能していない」というメーカーからの重要なサインです。無理に使い続けると、故障が進行し、修理費用がかさんだり、安全面のリスクが生じたりする恐れがあります。
判断に迷う場合は、取扱説明書でエラー内容を確認したうえで、日立の公式サポート窓口や購入店に問い合わせるのが最善です。修理費の目安や保証の有無、訪問対応の有料・無料なども合わせて聞いておくと、スムーズに次のアクションがとれるようになります。
つまり、何度リセットしても症状が変わらないときは、「これは自己対応の範囲を超えている」と判断するタイミングです。安全と安心のためにも、必要なときは専門家に頼るという視点を忘れないようにしましょう。
総括:日立洗濯機のリセットボタンに関する正しい理解と対処法
記事をまとめました。
- 多くの日立洗濯機には専用のリセットボタンが搭載されていない
- リセットは物理ボタンではなく操作によって行う設計となっている
- 最も基本的なリセット方法は電源プラグの抜き差しである
- エラー解除は原因を取り除いた後に操作を再開することで行う
- 電源ボタンの長押しでは初期化にはならない
- チャイルドロックが原因で操作不能になることがある
- 操作パネルの一部ボタンはリセットには関与しない
- 強制リセットや初期化は特定の操作手順に基づいて行う必要がある
- タッチパネルが反応しない場合はまず表面の状態を確認すべきである
- 機種ごとにリセットや初期化の方法は異なる
- 白い約束モデルはシンプルな設計のため基本操作で対処しやすい
- ビートウォッシュシリーズには独自の初期化手順がある
- 電源オフだけでは設定情報は消去されず初期化にはならない
- Fコードが表示された場合は部品故障の可能性が高い
- リセットで直らない症状が続く場合は早めに修理を検討するべきである